インナーミルとは?
 
薬剤耐性菌の蔓延化
 

我々の生活における抗生物質などの薬剤の多用化に伴い、それらの抗生物質が効かなくなるという「薬剤耐性菌」の出現と増殖が進行し、院内感染などが頻発して発生しております。
病院内のみならず私達を取り巻く生活環境を優しく制御する、しっかりとした環境衛生管理剤が今こそ問われている時代です。

 

優れた有機系の防カビ・抗菌剤

 

防カビ剤 「インナーミル」 はカビ菌159・細菌59・藻類25に対して、細菌やカビ菌などの細胞膜を構成する酵素の働きを阻害することで、その増殖を確実に抑止することができる優れた特性を持った有機系の抗菌・防カビ剤です。
複合材ですのでその優れた相乗効果から前述、薬剤耐性菌の発生する心配は全くありません。

 
防カビのメカニズム
 

「インナーミル」 は、細菌などの細胞壁を透過して細胞膜に働きかけ、そこで活動している複数の酵素の働きを阻害することで、効力を発揮します。 
その中心にあるDNA(染色体)に直接作用を及ぼさない為、そのことが我々の体も含めた安全性の裏付けとなり、また微生物がインナーミルを嫌って 「忌避」 を始める要因となっています。

 
インナーミルシリーズの安全性は?

経済産業省既存化学物質リストの確認番号を得た薬剤のみを使用しています。

(財)日本食品分析センターによる安全性試験結果
  変異原性試験
皮膚一次刺激性試験
急性経口毒性試験
眼刺激性試験
陰性
異常なし
LD50 2,000mg/kg以上
異常なし


薬剤安全数値 (参考)
薬剤名称
数値
インナーミル
LD50 2,000mg/kg 以上 (ラット)
第四級アンモニウム塩
LD50 340mg/kg 以上 (ラット)
メチルナフトキノン
LD50 1,000mg/kg 以上 (ラット)

ノボイオシン

LD50 1,000mg/kg 以上 (ラット)
トリアジン
LD50 1,100mg/kg 以上 (ラット)
イソプラチオラン
LD50 1,350mg/kg 以上 (ラット)
イソプロジオン
LD50 1,530mg/kg 以上 (ラット)
サイアベンダゾール
LD50 3,800mg/kg 以上 (ラット)
カフェイン
LD50 1,950mg/kg 以上 (ラット)
食塩
LD50 4,500mg/kg 以上 (ラット)
LD50(Lethal Dose)=急性経口毒性値

防カビ剤の分類
種類
摘要
成分
漂白剤
酸化漂白、還元漂白法で脱色 次亜塩素酸ナトリウム、過酸化水素
ハイドロサルファイト
殺菌剤
微生物を死滅
アルコール、第四級アンモニウム塩
ジカルボキシイミド
抗菌剤
防腐剤の1/10濃度
第四級アンモニウム塩、ノボイオシン、メチルナフトキノン
トリアジン、イソプラチオラン、イソプロジオン
サイアベンダゾール

防腐剤

防カビ剤の1/1000濃度
防カビ剤
持続性微生物の抑制、静菌

インナーミルシリーズの使い方は?


インナーミルシリーズは塗料やクロス糊やワックスなどに2〜4%混入して使用します。
対象となる素材により水分散系、溶剤系、など各タイプに分かれます。

簡易処理
 
6ヶ月ごとにインナーミル551を水で100倍に希釈し壁などに噴霧するなどして簡易防カビ処理が出来ます。

試験による確認

一般的に抗菌防カビ剤の効力評価法に『ハロー法』という方法がありますが、インナーミルを混入した製品においては薬剤が溶出しにくいため『ハロー法』では評価が出来ません。
しかしながら『抵抗性試験』で製品の上にカビや菌が乗るか乗らないかという現場に即した判定法で試験を行うとインナーミルの持続的効果が明確に確認できます。 

カビ抵抗性試験による効果比較

試験対象として水性塗料に他社有機系防カビ剤、銀系抗菌剤、インナーミルを混合したもの、
及び無添加の4点による比較試験を行った。

インナーミル
の評価は 「評価 0 ・・菌の発育が全く見られない 」 です

カビ抵抗性試験(促進試験)とは

温度30度±5度、湿度95%±5%という真菌に絶好の生息条件を与え、その中でサンプルのカビに対する抵抗力などの推移を判定する試験です。
7日間の培養で3ヶ月、14日間で1年間、21日間で3年間、28日間で3〜5年以上という常温の放置状態に匹敵します。
試験方法
インナーミル法
JIS Z2911
JIS A6922
試験菌
かび抵抗性試験
51菌
(JIS試験菌含む)
かび抵抗性試験
クロス糊用かび抵抗性試験
培養時間
28〜60日間
7〜14日間
7日間
培地
SDA PDA M40Y
SDA
PDA
評価
5段階
3段階
3段階

試験方法(インナーミル法=カビ抵抗性試験)

接種 湿式法による試験菌混合胞子懸濁液直接接種
培地 ポテト、テキストローズ、アガー(PDA)
シャーレ 角型シャーレ
 
培養器と培養条件
培養器 温度、湿度サーモスタット付きサーキュレーター
温度 30度±5度、変換時24度〜35度
湿度 95%RH、変換時90%RH以上

試験評価


7日、14日、21日、28日ごとに次の5段階による判定を行う。

評価 0 ・・・・・ 菌の発育が全く見られない

評価 1 ・・・・・ 僅かに菌の発育が見られる
評価 2 ・・・・・ 少し発育が見られる
評価 3 ・・・・・ 中間的な発育が確認できる
評価 4 ・・・・・ 激しい発育が見られる



【インナーミルTOPに戻る】


Copyright from 2002 Ecology Communications Co., Ltd. All Rights Reserved.
当社WEBに掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます。