防カビ・抗菌剤についての簡単知識

『防カビ剤』について

市販のカビ取り剤『カビ○○○○』などは良く世に出回っている製品ですが、これらは次亜塩素系殺菌・漂白剤と呼ばれる塩素臭の強い製品です。
これらの決定的な弱点は強い臭気と人体への悪影響もさることながら『効果の持続性が
ない』事です。
従ってカビを更に抑止し続けるには、『カビ取り剤』としてこれらの製品で既存のカビを落とした後の『防カビ処理』こそが本来最も問われる問題なのです。
そして後を引き継いで持続的に広く微生物を抑止し続ける事の出来る領域こそ『防カビ剤』という薬剤の受け持つ領域なのです。
防カビ剤『インナーミル550』は色々な素材に混入が可能で、施そうとする対象素材に沿ってそれらに対する定着方法(バインダー)を具体的に混入提案が出来る画期的な薬剤です。


『抗菌』の意味について

世にいう『抗菌』の意味とは、本来『抗細菌』あるいは『抗バクテリア』という意味で『カビ(真菌)に効果がある』=『防カビ』という意味あいはありません。
しかし一般的な受け止めとしては『微生物全般に効果がある』という思い込みの中にあります。
また既存のメーカーもその世間の思い込みに依拠して数種類の細菌にしか効果がない製品でもその内容を語らずに売っているのが現状です。
実際はカビに対して全く効果がない物がほとんどで、何の菌に効くのか・・という効果の内訳が問われる所です。
当社取扱の『インナーミル』は現在253種類の細菌・真菌・藻類を抑止し、そのデーターを全て公開しております。
その意味では『インナーミル』は抗菌・防カビ剤と真に呼ぶにふさわしい数少ない薬剤です。


『防カビ剤』の作用のメカニズムについて

一般的に有機系防カビ剤の作用の構造は酵素阻害が主と言われております。
細菌を例に取った場合、防カビ剤は細胞壁を透過してその内側に位置する細胞膜に働きかけます。
そしてその細胞膜をその場で再生・維持しているSH基やカルボキシル基など複数の酵素に作用する事でそれらの働きを阻害して行きます。
当社取扱の『インナーミル』のような複合合成薬剤はその複雑な薬剤構成の中で更に多くの酵素に対して相乗的な阻害作用を生み出す事から薬剤耐性菌も出来にくい物となる訳です。
従って直接DNAを傷つけられる訳ではないそれら微生物群は一度成長阻害を受けたそれらの薬剤をメモリーしその抑止効力の接点ギリギリ外側に位置しようとし始めます。
それを我々は『忌避作用』と例え的に表現しています。
従って薬剤は直接微生物との接触によって初めて効果を発揮する訳で、良く『バリヤー効果』などの表現であたかも距離を置いて(非接触で)効力が発揮されるような写真を掲載しているメーカーがありますが、それらの写真は薬剤がどれほど簡単に対象物から溶け出してしまう(溶出する)のかを示している証拠・・・として逆にその薬剤の持続性に疑問を持たざるを得ません。
カビに対する現場に即した正当な効力評価方法としては、『カビ抵抗性試験』の結果評価が重要です。


『カビ』による病気=真菌症について

カビによって引き起こされる病気を『真菌症』と呼びます。
通常、空気中などに飛んでいるカビの胞子は肺から吸い込まれて健康な人の体内ではほぼ死んで行っている訳です。
所が体力や免疫力の落ちている老人や子供などの体内に入ったカビの胞子がたまたま生き残り、その人間の体力の低下の中で増殖を示す場合があります。
これが『肺アスペルギルス症』になったり他の臓器にまわって『クリプトコッカス症』などを引き起こしたりする原因となるのです。
またエイズの5〜7番目に位置している死因が上記『アスペルギルス』『クリプトコッカス』『カンジタ』という真菌(カビ)が原因である『真菌三大症』は医学界のみならずとも周知の事実となって来ています。
通常日本の生活の中にあたりまえに同居していると思われているカビが、あるレベルを超えて繁殖してしまった結果これらの疾患が引き起こされている事実を考えると、日頃の抗菌・防カビ予防が如何に大切かが問われる所です。
『インナーミル』抗菌・防カビ剤は社会問題となっているこれらの細菌・真菌の増殖をしっかりと抑止する人体に極めて優しい微生物抑止剤です。
『瞬間に全部殺す!』=殺菌するのではなく36〜48時間かけてゆっくり菌のレベルを下げてその状態を持続して行きます。その穏やかで着実な作用構造が安全性の大きな裏付けとなっております。


『抗菌スペクトラム』について

『抗菌スペクトラム』という表現は抗菌・防カビ薬剤の抑止対象菌を指します。
薬剤によって各々異なり一般的に言われる『無機銀系』のように細菌の一部とカビにはほとんど効かない物から、有機系の数十菌に効く物まで様々です。
所でその薬剤の抑止対象以外の菌はと言うと、例えば無機銀系抗菌剤その物を培養してみますと色々な真菌(カビ)がそこから出てまいります。
つまる所『抗菌スペクトラム』以外の菌はその薬剤にくっ付いて歩いているというのが偽らざる現状なのです。
インナーミルは基本的に生活空間から出現する253以上にも渡る菌類を抑止します。
実際に使用して頂く事により優れた薬剤である事が容易に理解されることとなります。


『抗菌スペクトル』の外は・・・

別項でも述べた様に『抗菌スペクトル』とは薬剤が効力を示す対象となる菌をリストアップした表で、その裏付けとしてM.I.C.(発育阻止最少濃度)試験による阻止濃度(PPM)が各菌ごとに試験計測されている事を根拠とします。
菌数表示だけを踏襲して、ネット上で良く『380菌に効く』とか『406菌に効果有り』などと、うたいだした製品を見かけますが、突き詰めていくと一つとして上記根拠をきちんと示された製品に巡りあえません。
その意味で『インナーミル』が真菌(カビ)細菌(バクテリア)藻の253菌を全てM.I.C.値60PPM以下で抑止しているという試験値は明確な意味を持ちます。
事実手に入れた『銀系抗菌剤』その物を寒天培地で培養しますと、抑止対象(スペクトル)以外の菌、特に真菌(カビ)が薬剤その物から無数に発生して参ります。
まさに『抑止対象以外の菌には効かない』どころか多数の菌を持ち歩いているというのが通常の薬剤の逆説的実像なのです。
そしてそれらはまさに既存の薬剤の『抗菌スペクトラムの狭さ』故に起きている現象と言う事が出来ます。


『カビ』に対する効力の評価試験について

俗に上記試験を『カビ抵抗性試験』と呼びます。
カビに対する抵抗力がどの程度あるのか?のおよその目安となる試験です。
真菌(カビ)・51菌を確かめたい(薬剤などを含んだ)テストピースなどの上からまき掛けて、寒天培地の中で培養促進して、4週間(各週評価)リミットで答えを目視判定で出します。
評価は0(全くカビ発生なし)〜4(カビが激しく発生)の間の5段階評価です。
所が現在ちょっとした混乱が公的試験機関の評価を巡って起きています。
それは現在日本で最も権威を持った試験機関としてある財)日本食品分析センターで行われている『カビ抵抗性試験』(Z2911)の評価を巡って起きているまさに『世間の評価』の問題なのです。
それは財)日本食品分析センターが従来行っていた『抵抗性試験』の際の最終評価を肉眼のみで行う『目視判定』から顕微鏡を使用して行う『顕微鏡判定』に移行したことから発生した問題&混乱なのです。
つまり従来効果があるという判定が下っていた大多数の検体サンプル評価において顕微鏡で見ると必ずカビ(死骸も含めて確認されてしまう)が見られる事となりその結果カビの見られぬ『0判定』評価商品がなくなってしまった・・・ということなのです。
かつてはほとんどの薬剤に効力がある『後押し判定機関』だった財)日本食品分析センターは今や大体の薬剤にカビが認められる・・・という効力否定機関として君臨する事となり、共に顕微鏡の中に見られる『生きているカビ』と『カビの死骸』を担当者がどう見分けられているのかが論議の焦点となるところなのでありますが・・明確な回答は未だに得られていません。
ともあれ『カビ抵抗性試験』はサンプルその物の上にカビが発生するかしないかを判定するという意味では最も現場の状況に近い試験という事が出来ると思います。


『ハロー試験』について

防カビ剤などの効力を測る方法の一つとして安価で簡単に出来る試験として良く各社が使っている方法に『ハロー試験』というのがあります。
これは寒天培地の上に計測したいサンプルを置き上からカビ菌を撒き掛け、出てきたカビとサンプルとの距離を計り、サンプルからカビの生えている距離が遠ければ遠いほど『効果が有る』とする試験法です。
この試験法の決定的な弱点はその距離がサンプルからの薬剤の流失によって形成されているものである・・・という事です。事実数日経って再度カビ菌をサンプルの上に撒いてやると、サンプル上にカビがドンドン生えてくる現象が生じたりします。つまりこれは『薬剤の流失度試験』ではあっても効力の持続性を測る本来の試験ではありえない事が見て取れます。
因みに潟Gプロの薬剤『インナーミル』は塗料などへ混入使用してもほとんど溶出しない為、このハロー試験をすると『効果なし』という答えになります。
その意味で本来の現場での『防カビ力の持続性』を測る方法として『カビ抵抗性試験』を提案しております。
その際上から散布するカビ菌の数を増やす事によって、更に現場により即した過酷な設定にしているのが真菌(51菌)による潟Gプロのインナーミル法『カビ抵抗性試験』なのです。
それは検体その物の上にカビが生えてくるかどうかを促進的に4週間掛けて目視にて判定する試験法で、より現場に即した試験法という事が出来ます。


『ウィルスについて』良くあるご質問

『スーパーミル88はウィルスに効きますか?』という質問をこのところ良く受けます。
実際のところウィルスは生き物の体の中に入って初めて圧倒的な増殖を示し疾患の発症を呼びますが、外界では耐久的に極めて脆弱であったりします。
つまるところ実際に即した公的なテストは現在実施されておりませんので、スーパーミル88のウィルスに対する効能においてもコメントは控えさせて頂いております。


『スーパーミル88』とは

『スーパーミル88』は、イギリスでは食品添加物として認定されているP.H.M.B.を主成分として防カビ剤『インナーミル』が少々バックアップで添加されている有機系の薬剤です。
日本では医薬品や食品添加物としての認可を受けていない為『殺菌や消毒』という表現は一切出来ませんので『除菌剤』という表現を取っております。
そして既存の殺菌・消毒剤の『アルコール』が瞬間的に効力がなくなる、あるいは『次亜塩素』が数日と効力が持たないのに比して、即効性と持続性を併せ持った画期的な除菌剤であるということです。
塗料ではない為、定着力はありませんが乾燥した状態で対象物から拭き取らずにおれば効果は数ヶ月に渡って持続します。
この無色・無臭・透明な液体を食品工場などでは衛生管理剤として壁・天井などに定期的に噴霧して使用しています。
また病院などではその優れた『蛋白失活(分解)』能力故に、手術器具類などの洗浄工程に組み込まれ『界面活性(石鹸)洗い』の後の浸漬・除菌槽の中で精度の高い蛋白(血液)除去剤として使用されております。
更に『抗菌スペクトル』も広い為、0−157や緑膿菌、V.R.E.などの薬剤耐性菌に対しても広く強力な抑止能力を持っています。
食品工場などではテーブル上の清拭除菌液として手拭いを漬しての拭き取り用・液剤として使用されております。
更に『スーパーミル88』は微生物などに起因する臭気(生ゴミ臭や腐敗臭)に対して対象物に噴霧するだけで臭気抑止をする事も可能となります。


『インナーミル』という防カビ剤について

インナーミルは有機系の複合合成剤です。
単体成分は各国の安全性の物質リストに載っている物をセレクトし、日本に入る時にまた通経省の物質リスト(MITI)に照らし合わせた物のみを掛け合わせて製造しております。
それらの物質を組合わせた時、圧倒的に微生物を抑止できる、ある配合比率を得た事がこの薬剤のノウハウとなっております。
現在253菌を抑止菌数として語っておりますが、その中には現在病院において問題となっている薬剤耐性菌や社会問題菌、更に食品工場における検出菌など全国各地より持ち込まれた現場発生菌を中心にリストは構成されてます。
そしてそれらは今後世界環境基準となって来るGHS(スウェーデン)の指定する1500問題化学物質を一切含まない物によって大変安全に構成されている物でもあります。
とはいえ化学物質である事は否めませんので薬剤の多用は禁物だと思われますが・・・その穏やかな作用構造は『公園の砂場』などの抗菌・防カビ化として既に数千箇所に亘る散布の施工経験を持ち、またノークレームという実績を更新しつつあります。
どうかカビ発生のひどい食品関係の施設からカビを絶対生やしたくない企画開発商品に至るまで一度お試し頂ければと思っております。


『インナーミル』の基本的な使用法について

インナーミルは基本的には添加用・防カビ・抗菌剤です。
主力商品としては『インナーミル550』(水性混入タイプ)があって、これを調整して使って行きます。
例えばクロスの張替えに際して既存クロスを剥いだ後
@ボード下地にインナーミル550を10倍水で希釈した物で『防カビ下塗り』を施します(100g/u)
A次にクロスの糊にインナーミル550を重量比率で2%混入して良く攪拌してクロス貼り仕上げを行います
・・・の様に下から起きて来ようとするカビには防カビ下塗りで、上から乗って来るカビには仕上げ材にインナーミルを混入して使用する事で微生物を立体的に抑止して行く事が可能となります。


『防カビ剤』の意外な使用法について

『インナーミル・防カビ剤』の使用方法として『塗料やクロス糊などへの2%混入』のような本来の使用方法の他に希釈してスプレーにて噴霧使用する様な簡便な使用法もあります。
例えば『インナーミル550・水性タイプ』を水で100倍以上希釈したタイプとして『スーパーミル199』があり、これは下駄箱や押入れなどの対象部分に吹きかけて乾かし、表面を防カビ化します
⇒但しやや白い物(薬剤有効成分)が表面に残りますが・・使用場所を選定しながらの簡易な噴霧が可能といえましょう。
これらはまたエアコンのフィルターや熱交換器に清掃後・噴霧すると微生物抑止及び臭気抑止に非常に効果的です。
また例外的には『インナーミル550・水性タイプ』を数十倍に希釈して、縁の下の防蟻の後のカビ予防剤として木部や表土などに直接噴霧使用する場合もあります。


砂場の抗菌・防カビ化について

『インナーミル』防カビ・抗菌薬剤は日本全国の公園、保育園、幼稚園の砂場に対して数千箇所に亘る使用実績を重ねて参りました。
希釈した水性薬剤を砂場の上から一定量散布(噴霧)するだけで2年以上に亘って雑菌を抑止し続ける事の出来る(データーのある)薬剤は『インナーミル』をおいて他にない・・といえましょう!
砂場が高レベルに細菌のみならず真菌(カビ)で汚染されているという事実が、マスコミなどで話題になってからもう久しく経ちます。
そして砂場の大半が基本的な微生物対策が為されないまま管理されている現状の中で『インナーミル』を散布した砂場は着実に長期的な成果を上げて参りました。
それらの実績には薬剤の高い『安全性』の裏付けが存在しております。
大腸菌による食中毒のみならずカビによる疾患=真菌症の問題が次第に着目されつつある現代、そして何よりそれを着実に抑止する事の出来る薬剤のない中で『インナーミル』が指名・使用される所以がそれ故にこそあるわけです。


『畳の防カビ』方法について

一般に効果のあると言われる防カビ剤を大量(あるいは一定量)畳表面に散布する事で、カビが生えてこないようになると思われがちですが、実はどんなに良く効く薬剤を使用しても畳は難しい素材なのです。
というのは、畳を形成する一本一本のイグサのグルリ表面が実は油脂分に覆われていて、意外と水分の吸収を妨げているからです。
従って水性系の薬剤などを畳表などにたっぷり散布しても、薬剤分が下に抜けてしまうという事が起こります。
その結果イグサの表面の裏側などに隠れていたカビがまたぞろ立ち現れるという事が容易に繰り返される事となります。
従ってこのような場合においてはイグサ表面に付着力を持った透明・アクリル系防カビコーティング材・インナーミルの内添された『FラップC』が効力を発揮することとなります。
『畳表』の裏・表の両面にコーティングされる事をお勧めします。


優れもの抗菌・防カビアイテムについて

当社取扱のリフォーム用の透明系・アクリルコーティング材『FラップC』はそのままでクロス表面や畳の表面に手軽にコーティングが可能です。
見た目の風合いを全く変えずに素人でもコーティングが可能で『防汚・防カビ』効果を対象物に付与する事ができます。
原液1リットルに水3リットルを足して都合4リットルで使用します。(畳100畳分・40g/畳・使用の場合)



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